複雑な気持ちを複雑なまま花火に投げ入れた


ジャニーズWESTのライブを初めて見に行って、BBVを成仏させることにおそらく成功したと思います。拍手。

 

 

 

2013年、7WESTの解体という信じられない衝撃的な事件があって、私の大好きだった関西ジュニアのひとつの時代が終わることを確信してしまった。

 

自担の中田大智がいなくなり、伊藤政氏がいなくなり、7WESTが解体され、その後に結成されてデビューしたジャニーズWESTをなかなか受け入れられなかったんだと思う。

 

 

 

そんな感じのまま10年が経って、今年ジャニーズWESTにとって初めてのドームツアー。

 

メトロックなどを成功させて、バックにバンドを従えて歌う姿に、数年前の関ジャニ∞の姿を見た。証拠の重岡大毅が忘れられない。私の知ってる松竹座の彼らではない。


関ジャニ∞に見せてもらったあの頃の暑苦しいくらいの熱量と、いろんなステージを駆け上がっていく姿。

 

ジャニーズWESTがその時期にいるんだと理解した。理解すると猛烈に悔しくなった。駆け上がっていく途中の関ジャニ∞はもういない。彼ら次の世代が、そのステージの主役なのである。


悔しい気持ちと、証拠の重岡大毅があたまの中でぐしゃぐしゃに混じる。

 

 

 

ライブでの彼も、彼らも熱かった。

サンボマスターの山口くんを思い出した。

暑苦しく眩暈がしそうなほどの大きく燃えたぎるエネルギーを私たちにぶつけてくる。

私は周囲のファンを見た。

ジャニーズWESTに負けない熱量をステージ上の彼らにぶつけ返す。

私はとんでもないエネルギーの渦の中にいた。

 

 

 

過去の関西ジュニアや、関ジャニ∞に対するさまざまな気持ちがぐるぐるぐるぐる私の頭の中をかき乱す。

 

 

そんな時に花火が上がる。

その辺りの小さな市の花火大会よりたくさんの花火が上がる。

ドンという大きな音と煌めく火花。

 

これは祭りだ。

 

客の中には、複雑な気持ちや、並々ならぬ思い、日々の鬱憤、そしてジャニーズWESTが大好きな気持ちを持ってここにきている人がいるだろう。その人たちが各々の気持ちをぶつけ合って、ジャニーズWESTが送る熱と混ざる。ぶつかりあう夏のお祭り。

 

 

花火はまだまだあがる。

私の気持ちも一緒に火花になる。

 

 

複雑な気持ちを複雑なまま、私は花火の中に投げ入れた。